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人々の食文化を、古来より支え続けていた食物は「雑穀」でした。 イネ科のものは、1つの種から7本もの穂ができ、それぞれの穂に270粒もの実がつくので、たいへん多くの収穫ができました。 環境に対する免疫力と、豊かさを宿す生命力の力強さは、限りなく人に近い形を持ち合わせています。また、「雑穀」と言う言葉の意味にも、人の成り立ちに近い意味があります。 「穀」は実から成るものを示し「雑」は交わり一つになる事柄を表します。実からなる種子は、1つの円(生命のサイクル)や様々な結合を遂げて、次の世代である「種」という形を作り上げます。人もまた、ミクロとマクロの違いと言うだけで、限りなく近いサイクルを繰り返し続けています。 このように、雑穀と共に並行して歩んできたとも言える事でしょう。 雑穀が持つメッセージとは、人が本来持ち合わせていた、土壌を選ばずにも生き続けられ、身体という殻と様々な事柄を1つにする心を教えつづけくれる、人が生まれながらにして持ち合わせている、本能そのものを伝え続ける食物といえる事でしょう。 本来在る姿のまま食することが、なにより自然な形であることは必然な真理なのです。
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![]() 「slowdiet.com」寄稿文章より |
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