●過去・現在・未来を生きる

加勢先生は「スピリチュアルとは何ですか?」とたずねられると、「霊的なものとか、目に見えないということではなくて、その人自身が持っている信念こそがスピリチュアルです。」とおっしゃっています。
ですから自分の仕事に信念を持って生きていれば、誰でも『スピリチュアルな存在』なのだそうです。

「霊的なものを見る、働きかける」ということは、絵を描く、計算する、人の仲裁をする、物を作る、物を売るなどの能力も等しく同じものなのだ、とのことでした。
ふだんはこの会話をそのまま「へぇー」とボタンを押して聞いているわけですが(笑)、「スピリチュアルに信念を持つってどういうこと?」をちゃんと考えたことがないので、少しだけ考えてみました。

先生は現在・過去・未来を見通しています。それは個人のことだけではなく大きな範囲のことについても同等で、学校で習うような歴史の勉強は必要ではなく、思いを馳せれば実体験のように知る・見ることができるということでもあります。

それぞれの必要なものだけが与えられるという法則に則りまして、スケールは違うかもしれませんが「信念を持って何かに取り組んでいる人もそうではないか?」と、ちょっと思ったわけです。
どんな種類の仕事であっても、その視点から「現在・過去・未来」を見て、創造していくんじゃないかと。

先人たちの経験を自分の体感へと近づけるまでには、必要な情報を調べる、人に聞くなどいくつかの工程は必要です。しかし時間をかけても、過去から積み上げられてきた智恵を自らの血肉にしていく作業はしているのではないでしょうか。
そして未来に向けて、「どんな『幸せの感覚』を作っていくことができるだろうか」とイメージを組み立てようとするのではないでしょうか。

たとえば電気製品の開発に関わっている人であれば、科学や設計の知識を知るために過去のデータに学び、実際に試す・試さないに関わらず、過去使われていた手法をイメージすることでしょう。
そして現在あるものの中から新しいものを生み出していきます。
さらに未来に向けて「もっとこうなればいいのに」というイメージのもと、もしかしたら使えるようになるかもしれない方法や、未知なる物質を思い描くことでしょう。

仕事でなくても好きなことに打ち込んでいる時には、多かれ少なかれこういったことはしているような気がします。

クリスタルが好きだと、クリスタル・ヒーラーたちの残した言葉を読みあさります。
どのようにしてクリスタルが結晶するのか、結晶構造はどうなっているのか、鉱山の現状はどうなっているのかなどの情報を集めようとします。
コレクションのクリスタルでグリッドを組み、遠方に住む友人に良い波動エネルギーを送ってあげたいな、なんて考えるようになるかもしれません。ヒーラーになる人も出てくるでしょう。

あることに信念をもって取り組むということは、知らず知らずのうちに時の流れを俯瞰しているのかも。
大きいことも、小さいことも、不思議なことも、普通のことも。
どんなことに関わっていても、これまでに人々が残してくれたものと、未来に残したいと思うことをイメージ、イメージ。

目の前のことだけに捉われて、心が小さくなってきたら。
自分が関わっていることに過去も未来も見ることができなくなったら。
雑事に引きずられて、惰性的にあきらめる方向へ流されそうになったら。

そんな時は「スピリチュアルに生きている人々」に触れさせていただいて(笑)、自分自身の中にあるスピリチュアルな心に立ち返りたいなー、と思います。