●大黒様の秘密

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あるお宅に「空間の気の流れを良くする」ために伺った際に、この大黒様がいらっしゃいました。

これは依頼者の方のおばあ様が購入なさったもので、今となっては誰が作ったのかも、どのぐらいの値打ちの物だったのかもわからないそうです。
大黒様はとても大切にされていました。神具屋さんで特注して作った、鯛の模様が織り込まれた、とても分厚い座布団を二枚重ねた上に座っていました。水とお花もお供えしてあったと思います。
「祖母が大事にしていたから」ということで、依頼者の方も大事にしてあげたほうがいいのかな、と思っていたと言います。

ところがこの大黒様、大事にされているとはいえ・・・ねずみにかじられてしまっています。
これを見た神具屋さんが「これではご利益が無い。これは捨てて、新しい大黒様を買いなさい。」と依頼者に金箔を貼った白木の大黒様を売ったのでした。(これは結構なお値段だったみたいです)
そうは言っても捨てるなんてできるはずもなく、依頼者は両方の大黒様を並べて座らせ大事にしていました。

ところが、加勢がそのお宅へ行ったことで、この大黒様の本質が明らかになったのです。

どういったいきさつで作られることになったのかは不明だけれど、この大黒様の素材となっている木は、もとは「神木」だったそうです。
中には人前にめったに姿をあらわさない、木の精霊が宿っています。そのパワーはとても強く、周りに黄金色の光を放っている、ということでした。大事にしてくれていることに対して依頼者に感謝しており、恩恵の光を放っているのだそうです。
確かに木のもとの形を大切に、無駄なく彫りこんだようなまとまった形をしています。「神木で何かを彫刻する」なんていうことが、本当にあることも珍しいことでしょう。おばあ様はそのことを知っていたのでしょうか?きっと高額だったに違いありません。
加勢によると精霊は人前にはなかなかめったに現れないらしいのですが、現れる場合もほとんど「そのままの姿」で現れることはなく、何かの形をとって現れるそうです。なかなか真の姿を見せないのだそうです。

大黒様からメッセージがあり、加勢はそれを依頼者の方に伝えました。
「黄色い紙を枕の下に敷いて眠りなさい。」
加勢いわく、そうすれば何か恩恵のヒントが、夢にメッセージとして現れるだろうということでした。

お顔の表情のなんともいえない良さ!丸っこい身体!
丸くて豊かな感じのするふくらみの袋!
もう最高の大黒様です。
この大黒様を見た人は皆、「私も大黒様が欲しい!」と言います。
大黒様のほうは、加勢を通じて自分の存在を依頼者に知らせることができたことで、安心し、落ち着いた状態になったそうです。
現在はねずみに齧られた跡を修理できるかどうか、加勢の知り合いをつたって信頼できる神具屋さんに見てもらっています。

良かったですねえ。。。大黒様も、依頼者の方も!
危うく捨てられるところでした。それを食い止められたこと、真の価値を伝えることができたこと、何よりもこういった存在に出会うことができたことが嬉しくて、今年最初のサイトの表紙に写真を使わせていただきました。

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