桑坂の「春ね。」第二弾。
今日は代官山のカフェがお休みだったので、ひとりでハワイアン音楽をがんがんかけていました。
好きな曲があったので、最近のカラオケ熱もあり熱唱してみました。大声で歌を歌った後は、肩凝りがすっきりと取れていました。おお。これは発見。
私は歌となると歌詞の内容が気になります。流行の歌でもなんでもそうです。リズムとメロディが良くても歌詞が駄目なら、やっぱり駄目です。
フラは踊るとなると、内容の理解は必須です。私のフラの先生は「来週までにこの曲の訳を仕上げて持ってくるように」という宿題を出します。
手の動きは手話に近い程意味が対応していますし、なによりも表情が大事なので、自分なりにその曲の内容と体験を重ねて深くしていきます。
先生はマウイ島に特別な想いがあり、私たちに「マイ・アイランド・マウイ」という曲を踊らせました。その想いを説明してくださっている間、(結構いつものことですが)先生は泣いていました。本当に心の音楽であります。はい。
踊りって、どの踊りでもそうよね。どの音楽でも、かな?
「えーーーーっ・・・そんな霧雨の降る中、雨宿りしている木の下で『レアレア( "いちゃいちゃ"に近いかな)』なんて経験ないよお」
と話していたら、先生が遠くで大笑いしていました。
「もう、あの人の前だと○○ったら『ナヘナヘ~(優しい~)』って感じだよね」などハワイ語を使っての会話は、フラダンサーならではでしょ。
曲の内容は
●恋愛もの
●土地の風景を称えるもの
●神様の神話もの
●生活文化を歌ったもの
という感じに分類できるでしょうか。
比喩もたくさんあって、その中でも一番「素敵!」と最近思ったのが、「レイ」についてでした。
レイといえば、花を紡いでつくった首飾りで、ハワイへいくと「アロ~ハァ!」という挨拶と共にかけられるもの、という感じですね。けれど歌詞の中に出てくるレイというと、「山を囲む神秘的な霧」だったりするのです。そしてそして究極のレイが「私を抱いてくれる愛する人の腕」なのですよ!!
そうです。ここが「春ね。」なのです。
そこで一曲。(ちょっと表示できないアルファべットというか、記号があるんですが・・・無視させていただきます)
「KAHEA U'ILANI (カヘア ウイラニ)」という曲です。
Koaniani ka ua ko'iawe Konikoni ana keia pu'uwai
Luhau puehu i ka makani Kuwili maka wao 'a'ala
優しい霧のような雨の涼しさ、私の中で小さくふるえる愛
深い森の香り、そよ風にひろげられた霧の中で私たちは抱きあった
'O 'oe ku'u lei maka mae Ho'ohiwahiwa mau ana ia'u
Me ka waianuhea o ka wao Hia 'ai i ka u ka Kahea U'ilani
あなたは私だけのレイ、ずっと首にかけていましょう
涼しい丘の上、良い香りに包まれて
森は鮮やかになり、天は愛の美しさを称えている
Pa'uhia wale kaua ke aloha Ho'oulupuni i ka makemake
U'i ke aloha ho'oniponipo Kulewa i ka noe poniponi
私たちは情熱に酔い、心を高まりにまかせる
紫色の霧の中の、風になびく木のように愛に揺らされる
Ha'ina mai ana ka puana O ka nohea i 'ike 'ia
I ka noe poniponi o ka wao Hia 'ai i ka uka Kahea U'ilani
この物語は愛の美しさとともに語られる
丘の上の紫色の霧の中で、私たちが喜びに溢れた森の中で
天はその美しさを称える
( 参考文献(CD):
「ISLANDER - HAWAII MUSIC LIFE」
ビクターエンターテインメント株式会社
「KAHEA U'ILANI」 Hapa シンディ・ハイダ対訳 を参考に和訳 )
かーっ!甘々ですね。
しかし何が良いっていうと、愛が展開する舞台は必ず大自然、な訳です。
ハワイの良い香りのする風、暑い最中に突然に降りだしてあたりを涼しくする雨、その雨で匂い立つ草の匂い・・・・そういったものに囲まれて、ふたりきりな訳です。雨宿りしたり、山を登っていったり、花をつんだり、森へ入っていったり、丘に立って風にあたったり・・・そういったことを一緒にしている幸せ感を歌っています。
エレメント三昧的・恋愛のあり方。
勿論、ふられた歌なんかもあったりします。それも自然のものを絡めて表現されます。
「ポリアフ」という歌があります。雪の女神ポリアフが、カウアイ島の王子アイオヒクプアと恋に落ちるものの、いくら愛しても雪の冷たさで恋心は冷まされてしまいます。
「マプ・マウ・ケアラ」は本来、女性が亡くなった女友達に贈った歌ですが、発表会で踊る時には「別れたあなたが恋しい、男女の恋愛の歌」として踊られていました・・・・多分。あの先生の口ぶりからすると・・・。
「エ・アロハ・エ」という曲があります。曲調も振り付けも大好きな曲です。
ホクレア号という昔ながらの作りの舟が、昔ながらの星を羅針とした航海術で、ハワイからタヒチ島まで行く時のことを歌った歌。
航海のたよりとなる星を見上げ、称えている様子を歌った曲と言っ良いたらのでしょうか・・・難しいな。「その星に向かい、その星と共に大海原を進んでいく・・・」というような内容です。
空と海。手の届かなさというか。気の遠くなるような広大さの中で、小さいけれど絶対的な光だけをたよりにぽつーん、と地道に進んでいく、というか。
この曲は随分前にやった発表会のものだったのですが、私も私なりに深く踊るにあたってある人の功績に捧げた曲であり、踊るたびにそのことを思い出します。泣かせるね(笑)。涙なしにはフラは踊れないね(笑)。
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